Matthias Wehnert / Shutterstock.com

ポストメルケルで流動化するドイツ政治
―― クランプカレンバウアーの課題

ソーステン・ベナー グローバル公共政策研究所(GPPi) ディレクター

What Merkel’s Successor Will Mean for German Politics
Annegret Kramp-Karrenbauer Has a Tough Road Ahead

Thorsten Benner 独グローバル公共政策研究所 ディレクター。

2019年6月号掲載論文

「2021年まで首相は続投するが、CDUの党首ポストは辞任する」。2018年にメルケルがこう表明して以降、ドイツ政治は漂流している。2015年、難民を受け入れるとメルケルが表明したことをきっかけに、反移民政党「ドイツのための選択肢(AfD)」がCDU右派を脅かす主要な政治勢力として台頭し、移民を受け入れるか受け入れないかという新たな対立軸が、ドイツ政治を支配するようになった。後任の党首に選ばれたのはCDU幹事長でザールラント州首相を務めたアンネグレート・クランプカレンバウアー。彼女のリーダーシップで世論の関心を移民から「将来のドイツの経済的成功に向けた基礎作り」へと向かわせられるかどうかが今後の鍵を握る。・・・

  • 後継者の誕生
  • 党の軸足をどこに定めるか
  • 何が問われているのか
  • 流動化する連立政権

この論文はSubscribers’ Onlyです。


フォーリン・アフェアーズリポート定期購読会員の方のみご覧いただけます。
会員の方は上記からログインしてください。 まだ会員でない方および購読期間が切れて3ヶ月以上経った方はこちらから購読をお申込みください。会員の方で購読期間が切れている方はこちらからご更新をお願いいたします。

なお、Subscribers' Onlyの論文は、クレジットカード決済後にご覧いただけます。リアルタイムでパスワードが発行されますので、論文データベースを直ちに閲覧いただけます。また、同一のアカウントで同時に複数の端末で閲覧することはできません。別の端末からログインがあった場合は、先にログインしていた端末では自動的にログアウトされます。

(C) Copyright 2019 by the Council on Foreign Relations, Inc., and Foreign Affairs, Japan

Page Top