ポストメルケルで流動化するドイツ政治
―― クランプカレンバウアーの課題
What Merkel’s Successor Will Mean for German Politics
Annegret Kramp-Karrenbauer Has a Tough Road Ahead
2019年6月号掲載論文
「2021年まで首相は続投するが、CDUの党首ポストは辞任する」。2018年にメルケルがこう表明して以降、ドイツ政治は漂流している。2015年、難民を受け入れるとメルケルが表明したことをきっかけに、反移民政党「ドイツのための選択肢(AfD)」がCDU右派を脅かす主要な政治勢力として台頭し、移民を受け入れるか受け入れないかという新たな対立軸が、ドイツ政治を支配するようになった。後任の党首に選ばれたのはCDU幹事長でザールラント州首相を務めたアンネグレート・クランプカレンバウアー。彼女のリーダーシップで世論の関心を移民から「将来のドイツの経済的成功に向けた基礎作り」へと向かわせられるかどうかが今後の鍵を握る。・・・
- 後継者の誕生
- 党の軸足をどこに定めるか
- 何が問われているのか
- 流動化する連立政権
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